FIREして何をするのか

体が動くうちに遊ぼう。でも「遊ぶ」って何?

「遊ぶ」と一口に言っても人によって思い浮かべることはまちまちだろう。

本稿は、ブログ主が46歳時点でFIRE後の「遊ぶ」をどう捉えているのか、のメモ書きである。FIREを実現した後に見返せば何かの足しになるんじゃなかろうか?と思ったので書いておく。

若いころの「遊び」

FIRE後の遊びを考察する前に、若いころは何をして遊んでいたか?を振り返っておく。ブログ主が20~30代に遊んだことと言えば、

  • アウトドア系
    • スキー、スノボ 2月~3月のシーズン中は毎週
    • 車、バイク 車は3年毎に買い替え、バイクはオフとオンを交互に乗る
    • スキューバダイビング/ビーチリゾート系海外旅行 毎年2回、1回一週間
  • インドア系
    • PCゲーム

といった感じであった。ポイントはどれも浅い感じで突き詰めることはしなかった、ということだ。「浅い感じ」とはどういうことかというと、例えば関連資格を取ったり、何かで表彰されたり、関連のサークルに入ったりする、といった世間的に趣味アピール受けするような活動は一切せず、なるべく少人数で、人付き合いが発生しない領域で完結する時間つぶしをしていたに過ぎない。ということだ。

たとえばスキースノボは毎週ゲレンデに出かけはするものの、主目的は雪中車中泊でありスキースノボ技術の向上に興味は無かったのである。

車・バイクについては、無料キャンプ場を活用してなるべく人のいない過疎な地域に居るための道具であった。従って仲間とキャンプツーリングしたりすることはほぼほぼ無いのであって、基本的に一人行動であった。

スキューバやビーチリゾートについては、金銭的時間的に高コストであることからリア充の嗜みじゃないか、と見られる節もあるが、その実態はコミュ障の独り者に相性のよい暇つぶしである。船に乗っている時間、潜行している時間、休憩したりシュノーケリングしている時間は、誰とも話さずとも特に問題はない。

46歳の今はなにをしているのか

それから10年の年月が流れ、いつしかゲレンデから足が遠のき、バイクはカバーをかけっ放しになり、車へのこだわりもなくなり、実用本位で四駆のワンボックス車となった。初老を過ぎた中年ブログ主は何をして遊んでいるのだろうか?

  • 奥さんと二人、日本全国車中泊する。
  • 年一回海外旅行(観光地系、買い物系)
  • ジムで筋トレ
  • FIRE研究、妄想、金勘定

無趣味と表現して差し支えのない中年サラリーマンになってしまった。まあ40歳過ぎますと体力、知力において日々劣化してゆくのだから仕方のないところだ。なおこれは秘密だが2018年には、マラソンを趣味にしようとジムで頑張って走っていたこともある。時速10Kmで10分走れる程度まで頑張ったところで体に変調を来したのでマラソンの趣味化は無期限延期としている。

まあ退潮一方というわけでもなく、成長したポイントもある。それは人と関わりたくいないメンタリティの順調な成長であり、その結果、職場や近所における他人の評価を問題としない鈍感力が、日々熟成されてきているのである。
また、低活動性でアクの強いブログ主に付き合ってくれる奥さんをGetしたことで、逆説的であるが、より他人との関わりを必要としなくなったのは好ましいことである。

で、結局FIRE後は何をして「遊ぶ」のか?

色々なセミリタイアブログで勉強させて頂いているところではあるが、リタイア後にしたいことを明確にイメージして、強い目的意識を持って日々貯蓄に取り組んでおられる方々には頭が下がりますね。ブログ主はFIREしたら目標とか競争とか達成とかの用語は脳みそからアンインストールしたいです。

それでも、健康寿命が尽きるまでは続けたいと思っていることはあって、車中泊旅行。これは深化しようと思う。現在は主に本州、四国、九州を回っているがFIRE達成後は、沖縄、北海道、その他離島を、各所の歴史を辿りながらゆっくり回ってみたい。

旅行に出ていないときは、近所の河川敷に車を止めてPCで作業っぽいことをしたり、寝っ転がってネットしたり、読書したり、夏には釣りをしたい。そうすれば人と関わらず、金がかからず、奥さんにも煙たがられずに日常にちょっとした変化を付けられると思う。

リタイア者と図書館の相性の良さは良く目にするところで、ブログ主も活用しようとは思うが、流石に毎日同じ図書館では飽きてしまうのではないだろうか?その点、ワンボックスカーをモバイルオフィス風にセッティングして、湯沸かし、トイレ、PCとネット環境を備えれば、出かけた先が暇つぶし場所となる

さて、話がまとまらなくなってしまったが、なにか具体的にこれをリタイア後の趣味にするぜ!的なものは思いつかないし、なにか思いついたところでそれが目標化し、達成度を測定するような事態に陥ったりしたら本末転倒である。

そういうわけで、結局、いまのところは、ゆるい定義をしておくことにした。

人から干渉されず、人に干渉もしない時間を持つこと = FIRE後の遊び

 であると、現時点46歳では考えておきます。この定義によれば、寝てるだけでも遊んだことになるためコスパの良い考え方ですよね!