インフラファンドはFIREに適しているか

インフラファンドと私

ブログ主は2年ほど前に、9283 日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 を買ったことがある。

利回りに惹かれて深く考えずに買ってしまったのだが、買ってから(笑) 東証インフラファンドについて調べてみると、「このご時世に、どうして利回り6%超で放置されているんじゃろうか?」という疑問が生じてきた。

疑問は日増しに増幅しやがて不安感へと成長、気が付くと、虚ろな目をして投資法人のウェブサイトを無意識にリロードしては嘆息するといった異常行動(笑)がみられるようになったことから、身の危険を感じて売ってしまった。

分配金目当てに購入 → 不安感で即売り → ★売却損★(笑)の一人芝居を演じたのち勝手に不機嫌になり、インフラファンドはもう買わん!などと呻いたものである。完全に八つ当たりだな。

久々にインフラファンドをチェック

久しぶりにチェックしてみるとファンドはまぁまぁ安定した値で存在し続けているし、9285 東京インフラ・エネルギー投資法人 なんてのも出来ている。また相変わらず6~7%の利回りは淫靡な輝きを放っている。

誘蛾灯に群がる蛾の如く引き寄せられたブログ主は、「一単位くらいなら持っててもいいかな?」 などとブツブツ独り言を言い始めたところである。

購入したところで、以前の二の舞になることは明白であるので、以前に不安になった理由を思い出すことで購入欲を抑え込んでみよう。

FIT終了後の分配金が心配

FIT終了後に分配金が減ることは明白・・・と言われている。FITの枠組みでは今後値上げされる要素はないですからね。

ただ、国力低下に伴う資源インフレにより売電価格低下が相殺される可能性もあるんじゃないかと思ったり、良し悪しは別にして定期的に公募増資・投資して時間分散を図っているようだったりで、

2034年にFIT切れ物件が出始めても、投資口価格が即死することはないのかも知れません。数年かけてしょぼいREITと同程度の利回りに落ち着くような気がしますね。

こうして書いてみると、持ってても良いような気がしてきた(笑)

減価一方な気がして心配

イマイチ盛り上がりに欠けるのは、これが大きいんじゃないですかね。

J-REITの平均利回り4%に対して2%プレミアムが乗っているのは、盛り上がりに欠けていると言わざるを得ない。東証CEOの購入エピソードも炎上マーケティングかな?などと思っちゃう位ですよ(笑)

20年以内に相続が起きそうな年配の方にしてみれば、減価一方で流動性が低く、最終な資産価値は電力価格次第・・・手を出しずらいですよね。

しかしFIRE生活には向いているんじゃなかろうか

作文すれば買いたい気分が収まるだろう!という目的で書き始めたのに、目的と違う結論に達してしまいそうである。ちょびっとなら、買ってもいいような気がしてきました笑!

運用実績も積めてきているようだし、なにより自分で運用する太陽光より信頼できる。野立てソーラーのメリットは、元手がなくても融資が引ける、この一点にありましたがブログ主には面倒くさすぎて無理です。草刈り嫌いだし。

そしてなによりも、ブログ主のFIRE大原則である、将来不安を解消するために今を犠牲にしない、という観点で言うと、60歳前の生活資金を得る手段としてインフラファンドはむしろ優秀であるとさえいえる。最悪20年後に投資口価がゼロ円(!)になってしまったとしても、40代、50代の15年間で気分よく使える6%分配金の対価として許容できるからである。

以上まとめると、インフラファンドは、キャピタルゲインを狙っていく若年層の方や、自分で使う目的はなく遺産を遺したい年配の方には不向きだといえる。一方でFI達成済みで自分(と奥さん)が使い切ったらあとは逝くだけであるブログ主にとっては、悪くない選択だと考えられる。

となると。。。2019年のNISA枠はインフラファンドで埋めるとするか!。。。

やっぱり書き始めの狙いと違う結論に達したな( ゚Д゚)!!!