コロナ対策自分用メモ その1 次亜塩素酸水
ブログ主はひきこもり生活を堪能しているところですが、人によっては、すでに自粛終了の判断をされている方もおいでになるようですね(笑)
世間に漂い始めた自粛終了ムードを問う
このビョーキは幅広い症状を呈しますよね。そして症状の出方や重症度は、単に運ゲーなんじゃないかと思います。
今の段階で、限定された抗体検査の結果から、実質の死亡率はもっと低いんじゃないの?っとドヤ顔で脊髄反射コメントする知識人類のひともおいでになるようですが結論を急ぎすぎじゃないでしょうか。死亡率が低ければ感染しても問題ないとでも言いたいのでしょうかね?まさかね。
重症化した場合の長期的な健康リスクが明らかになっていない現状、リスク判断としては、かかってはいけない感染症であるとしか思えませんよね。
・・・
ところで運ゲーと言えば、これまで 20年余年、サラリーマンという最低最悪のクソゲーかつ運ゲーをプレイさせられてきたわけでして。
かてて加えて、コロナ感染チャレンジとかいう、更なるクソな運ゲーをプレイしませんかとな? 否!!断固否!!!
爽快な気分でFIREを迎える為には、感染ロシアンルーレットに参加するわけにはいきませんよと!
世間に漂う正常性バイアスに流されないぞと!
今一度認識と決意とを新たにしておく必要があり、ブログに記することにした。このビョーキがどんな転機を迎えるのかきっちり見定め自分で理解するまでは、しっかり自衛してまいる所存であります。
ウィルスを持ち込まない消毒環境を整備する
ブログ主は4月に以下の消毒手法を構築し、目下運用中のところであります
- 変性エタノール 70~80 vol%(自作:合法手順)
手指・顔や、身の回り品の消毒、各所の取っ手、手すり、車のハンドル、各種スイッチ類等々、手の触れる部分全般の消毒に用いる - 次亜塩素酸水(自作)
宅配便や、ネットスーパーで購入した食料品、日用雑貨のパッケージ等の消毒(≠洗浄)に用いる - 紫外線(UV-C)ボックス(自作)
濡れに弱いもの、マスクの再利用、財布、カギ、お札、などの消毒
今回は、次亜塩素酸の運用手順とその根拠、他雑感をメモっておくことにする
なお、本稿は化学は素人なブログ主の主観を含む個人的なメモなのであって、技術的・科学的な正確性の点において一切の担保・保証はありませんのであしからず。
次亜塩素酸水の運用方法
ある程度濃いめの溶液を作って冷暗所に保存しておき、希釈して使っている人が多いらしい。
ブログ主もそれが良いと思うので、その方式に則ることにした。
保存用溶液の濃度は 400mg/L とし、これは冷蔵庫で保管している。利用に際しては下記の要領にて希釈して、利用期限は1週間以内程度としている。
利用の際のポイントはケチケチせず多量に使うことである。有機物があると塩素が消費されてしまい活性が低下するので、濡らすのではなく洗い流すくらいのイメージで使っている。
- 宅配便やスーパーで購入した物品等の消毒 200mg/L
- テーブル、椅子、身の回りの非金属品の消毒 100mg/L
保存用溶液を調製する:500ml, HClO 400mg/L の調製方法
- 500ml のペットボトルを用意し 500ml の水を入れて水面レベルに印をつけておく。光線を遮断するため、アルミホイルで全体を包み、その上からラップを巻くことでアルミホイルを固定する。
- 水 100ml をペットボトルに入れる
- 1% NaClO 水溶液 30g を加える
- 炭酸水を、500mlラインまで加える(全体量を500mlとする)
1% NaClO 水溶液は、コロナ騒ぎ以前から既に家にあったものを使っている。これは車中泊車の自作ギャレー用で、低濃度にして清水タンクの消毒剤として使う。食品添加物グレードのものを用いているが、コロナ消毒用であればNaClO 以外の混ぜ物がないものを選べばなんでもよい。ピューラックスがメジャーどころであるが 6% 水溶液である点に注意。
調製手順の化学的基礎
ネット情報と学生時代の記憶を辿りながら考えたのだが、すぐに忘れてしまうのでメモっておこう。
まず反応式は以下のようである
- NaClO + H2O ↔ Na+ OH- , ClO- H+
- H2O, CO2 ↔ H2CO3 ↔ H+ + HCO3- ↔ 2H+ + CO3 2- (酸性領域では 多くがCO2 として存在する)
- (1+2 抜粋) NaHCO3 + (HClO ↔ H+ + ClO- )
ここで、Cl の存在形態がいくつかあるわけだが、次亜塩素酸 HClO の方が次亜塩素酸イオン ClO- に比べてはるかに大きい殺菌能力を持つ。エンベロープを持つウィルスへの活性という点でいうと、脂質二重膜(エンベロープ)をClO-はすり抜けることができないが、HClOは分子サイズが小さく電気的に中性であるためにすり抜けられる。なのでRNAを酸化しウィルスを不活化させられるということだ [参考文献]
従って、活性を高めるためには、3. 式においてHClO の比率を高めたいということになる。そのためには、 H+ を増加させる即ち溶液を酸性とすればよい。但し酸性にし過ぎる(pH3以下)と Cl2 が発生する。
調製量の根拠
基本がわかったような気分になったところで、各々の分量を算出する。Cl が100% 反応すると仮定し HClO 400mg/L を 500ml 作るのに必要な NaClO 量が導出される。 ※NaClO 74.44 [g/mol], HClO 52.46 [g/mol]
1% NaClO | 28.0987ml | 28.3797g |
NaClO | 283.797mg | 0.003812mol |
HClO | 200.0mg | 0.003812mol |
炭酸水 | 60.0 ml(G2) | 60.0g |
ここで、炭酸水の必要量についてはどのように算出したらよいか分からなかったのと、過量加えてもpH緩衝性により弱酸性に維持されるということなので、「市販の炭酸水を加えて、pH試験紙でpH 6程度になる」以上の量ということにしています。要は適当ということ。youtubeに上がっていた動画では炭酸水の量が示されていましたが、根拠はわかりませんでした。やっぱ実験的に求めた?
また、NaClO の必要量 28ml の計算値に対して、実手順では 30g 使うことにしていますが、原液の有効Cl濃度低下を勘案して、濃いめにしときゃいいだろ、ということでそうしています
補足事項
Q) 調製した液を放置するとどうなるのか?
A) 消毒で零れた液を放置しておき、一昼夜のち pHを計ると 8~9 程度だった。更に放置すると微量の白色残留物が残った。これは重曹と塩だと考えられる。ブログ主の用途では商品パッケージの消毒にしか使わないので残留物があっても問題なし。
[2020/05/16] 作成方法のアップデート。希釈するとき大部分を炭酸水とする修正
[参考文献]
- 次亜塩素酸ナトリウムを用いた洗浄・殺菌操作の理論と実際/福崎智司http://www.solmind.com/hclo/jyokinn/rironntojissaifukuzaki.pdf
- 次亜塩素酸を活用した衛生管理技術/浦野博水
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bimi/15/1/15_27/_pdf/-char/en - その他、次亜塩素酸 + コロナ で検索してひっかかるサイト