経済的自由達成後の生活費管理

金融資産は、米国債、米国株式ETFで持つことに決めた。より具体的に、資産形成後の生活費管理方法を定義しておく。

翌年の生活費を抽出する

FAT FIREでない、LEAN FIREでは、資産取り崩し管理は重要である。不労所得収入だけでは生活費を賄えないからだ。不労所得は円転して翌年用の口座にプールし、年末に不足分を調整する。これを毎年行う。米国債利払いやETF配当金は、ドルで支払われる。外貨受取を指定しているので証券会社のドル口座に振り込まれるから、機械的に円転して翌年用口座に振り込む。

不足分の調整

予算に足りない分は、資産売却で対応する。売却の優先度は、ETF→米国債の順とする。年度予算は想定為替レート107円で算出済みなので、ドルベースでの不足額はFIRE開始時には確定することになる。為替リスクはヘッジしないので、そのまま生活費の変動リスクとなる。

クリティカルレートはドル75円

ドル75円を超えると、生活費が月額20万円を下回る。このような事態に陥った場合趣味的、あるいは不意の出費は、資産計上していない円資産で対応する。円資産にも当然限りがあるので、例えば100万円の補填を5年間行うと、円資産が枯渇してくる。この場合、年齢に応じて対応を決定する。即ち、若いうちに楽しむという基本方針にのっとり、取崩額を増額する。老後資金にしわ寄せが行くわけだが、そもそも将来不安のために今を犠牲にしないと誓ったので、この不利益は許容しなければならない。体の自由が効く時間は限られているのだ!