車中泊車アップデート2022 – Ver4の要件

マクさんです
前エントリからの続き

nv350の車中泊仕様は、Ver1~3のどれもなんかイマイチだったがはたして
イマイチなのはDIYにかける時間が無かったからだろうか?
もしそうならもう言い訳はできない
FIREした今、時間はたくさんある
ナイスなVer4をDIYして10年(or more)使う計画を阻むものは何もない
Let’s do it.

基礎的な方針

  • 法令関係 :減員なし、シート外さない、構造変更しない、8ナンバーは目指さない
  • 車検容易化:架装は下ろしてガレージに置いても圧迫感がないサイズ感のパーツで構成する
  • 設備   :ベッド、サブバッテリー、テレビ、冷蔵庫、トイレ
  • 後々追加 :ギャレー、冷房、FFヒーター

ベッドのレイアウト決め

まずベッドが決まらないと始まらないので、案をふたつに絞って奥さんと相談してみた

案1)助手席と運転席背もたれを前に倒し空いたスペースも使って板を敷き190x120cm程度の寝台とする

  • メリット :ベッドをフロント寄りにすることで後部スペースがたくさん取れる。リアシートも背もたれを倒すだけで折り畳まない。なので足元スペースに常設物を置ける
  • デメリット:ベッド展開が面倒、常設不可、寝具の収納スペースが必要。寝台面がたいぶ高くなり圧迫感が出てくる(かも?)
こんな感じ?

案2) 荷室に180x120cm程度のベッドを作り、その上段ににちょっと小さ目の2段目板を設ける

2段ベッドをコタツ的に使う、って感じかも。ネットで見つけた事例にインスパイアwされました

  • メリット :ベッド展開が簡単だし、寝具収納と寝床が同じなのでスペース効率がいいように思える。リアシート使えないけど運転する時も常設可能
  • デメリット:車両後部に移動できない。トイレを設置しても行けない?

色々と考えて、案2を採用

一番の決め手はベッド展開の手間。車中泊でうろついていると、どうにも眠くなりすぐ寝たい!ということがある。そういう時にベッド展開はシンプルなほうがいい

また、ベッド展開状態のまま車を動かしたいこともある(注:もちろん誰かが寝てる状態では動かさない、なんて言うまでもない)。助手席や運転席スペースまでベッドに使ってしまうと、当然そのままでは運転できない。いちいち格納展開することになりめんどくさい

トイレには這って行く

それから、デメリットで挙げた車両後部=トイレへの移動についても問題ないと思った。ずばりコタツ天板を這っていけばいいww

トイレは這って行け😁ってビルダー製品なら許されないと思うがこちとらDIYである

天板を移動することで、寝ている相方を妨害せずトイレに行けるのはメリットとさえ言えるのでは!?

その他のレイアウト

その他の平面レイアウトも問題なさそう

垂直レイアウトについては慎重に決めた。寝台~コタツ天板の高さは寝返りに係わってくるし、コタツ天板~天井での高さは、這ってトイレに行けるかに係ってくる

さんざん考え這って実演したりして決定した値

構造サイズ(mm) 積算(mm) メモ
天井 630 1345 這って移動するのに十分か
2F天板 18 715
寝室スペース 410 697 厚めのウレタンマットを敷いて寝返りがうてるか
1F天板 18 287
床下 255 269 サブバッテリ高さの確保
フロアパネル 14 14
車体 0

特に悩んだのは寝室高さ

寝室といっても体全体が入るのではない。腹から下を入れるのだが、この高さを決めるのに悩んだ。

家にあったコタツの高さを測ると300mmくらい。これにマットレスの厚み100とマージン足して410mmあれば寝れるでしょ、って理屈なんだけど

これを500mm以上にしとくと、あとでギャレーその他をなんとかすれば改正されたキャンピングカー構造要件を満たして8ナンバーが取れる可能性がある(注・裏は取ってないので実際はダメかもしれない)

だがそうすると2F~天井の高さが減り、トイレには540mmを這って行かないといけない。試してみるとできなくはないがかなり窮屈だし、そもそも8ナンバー化は目的ではなかった😆

てことで2F~天井高さの確保を優先した値に決定

実現方法

構想ができてくるとすぐ実現手段とか実作業のことを考えちゃいますよね

本来しっかり設計してから施工するのが良い、とアタマで理解はしてるけど。そこはDIYだし、サクッと簡単にできるベッドキットがあれば、楽だし結局安いんじゃないか?って思っちゃうのが人情だ

そこでざーっと棚キットとかベッドキットを調査した。

棚キットはアレンジが効くけど、耐荷重的に寝床は無理そう

2段ベッドキットだと雰囲気が近いのはある。が、車両後部にスペースが取れてトイレスペースを取れそうな既製品は見当たらなかった。

標準ボディ/標準ルーフで常設のトイレって需要が無いんだと思う。まぁそうだよね

作るしかないということが分かったので、まずは丸ノコFC6MA3をポチった(3月初旬の話)

その他にも差し金、1m定規、丸ノコガイド等をポチる。木工とかキャンピングカーDIYのYoutube動画を見てるとモチベーションが高まります

木材調達

今、木材はとにかく値段が高くて、ホムセンで買うと天板だけで数万円になりそうだった。

材木屋のネット販売も大差ない

材質は特にこだわりなし。シナとかラワンのベニヤ、ランバーの値段を手当たり次第に調べていると木工ランドの18mmパイン集成材が都合よいサイズで安かった。

店舗受け取りで購入したので山梨までのガス代がかかったが、それ込みでホムセンより半値~2/3位で済んだかも。

ゲットした木材を切って仮組

後ろから

前から

ここまではすべて構想通り😉