コロナ対策自分用メモ その2 UV-C 紫外線ボックス

マスクは手に入りやすくなってきてる、と言われている今日この頃ですが、日本メーカーのマスクは依然&俄然、手に入らないですよね。

手に入らなきゃ再利用しかないんじゃね?

ということで、ブログ主は、”短波長の紫外線” UV-C を照射して再利用しています。これでウイルスを不活化できているかどうかというデータはありません。自己満足の気分的なものです。

照射装置はDIYで作りましたが、なぜ作ったのか?どういうものを作ったのか??その経緯を記録しておきましょうかね。

マスクの再利用について

マスクの再利用を考えるようになったきっかけは2月頃。マスクの入手やばいよー?、と奥さんに言われたこと。

この頃はまだ、マスクの供給は早々に解決する、風なことがマスコミで言われてましたよね。

ブログ主はこれを真に受けてぼーっと、漫然と、消毒せず再利用していましたが一向に ”日本メーカーの” マスクが手に入る気配がありません。

旅行先では (最悪)1週間パ〇ツ洗わなくても死なないブログ主ではあるが、流石にマスクはやばいんじゃね?と思い始めた。

転売厨から買うという選択肢は無いので、であれば再利用方法を構築しましょうかね?と

エタノールぶっかけて干しとけばいいんじゃね?とも思ったが調べてみるとCDCさまが(仕方ない場合には)紫外線照射してみよっか?とおっしゃっているようである。

https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/hcp/ppe-strategy/decontamination-reuse-respirators.html

どんな方法でも再利用によって、マスクの性能は劣化するのだが、紫外線はフィルタ性への悪影響が少ない感じですね。であればそれで行ってみましょうかねと。

安くてちゃんとした市販品があるのか疑問

雨後の竹の子の如く紫外線殺菌をうたうガジェットが出てきているが、そもそも本当にUV-Cを出せているんですかね?

ネイル用の紫外線硬化ライトを転用して消毒用と称している輩がいそうな気がします。

ちょっと見たところ小サイズの水銀灯を使ったものや、深紫外LEDを使ったものもあるようですが、玉石混交に見えますね。測定手段があれば確認できますがコロナ騒動が終わったら使わないものなのでなるべくコストはかけずに済ませたいぞ!

基本原理と運用方法

素人なりに色々と調べましたが、本職のかたの下記サイトに一通り網羅されていました。

http://bigbird.riast.osakafu-u.ac.jp/~akiyoshi/Works/Anti-Covid-19.htm#Masclean

UV-C殺菌のしくみは、どうやら完全には解明されてないようですが、DNAを損傷させるとありますね。
https://www.iwasaki.co.jp/optics/chishiki/uv/02.html
RNAも似たようなもんでしょうね

運用にあたっては、どのくらい照射するとどのくらい不活化するのか?という点が大事ですが、いろんな条件があるようで、一概には言えないと思われます

ですが秒単位、分単位、時間単位でいうと、少なくとも表面に付着しているものについては、秒単位で99.9%不活化すると理解しました。

実際には、やった感を得るという意味で時間を長くしまして、マスクの片面を3分間づつ、両面照射する、としています

というわけで自作

調査すると、基本構成はグロー球を使う蛍光灯装置で、蛍光灯の代わりに殺菌灯を入れればOKな模様

しかし、UV-Cは人体に至極有害であるのでオープンに照射するというわけにはいかない。遮光された空間が必要ということで、下記の要件にてボックスを作成することにした。

  • 安全装置・対策は必須とする
    ボックスオープン時に通電しない安全スイッチの設置
    あえてスイッチを設けず、コンセント抜き差しで運用
    あえてボックスは開けずらくする
  • ケース:家にあったFits 衣装ケース を流用
    マスクより大きいものも殺菌できたら嬉しい
    材質がポリプロピレンで紫外線に弱いが、反射材で内張りすることと、長期に使う予定は無いので問題なしと考える
    騒動が過ぎたらFits衣装ケースとして復活を目論む
  • 殺菌灯:GL-10
    実績のある伝統的な殺菌灯
    ワット数の選定は、Fitsのサイズから決定。管長330mm でぴったりそうだから。
    メーカーは安かったので信頼のNEC製をチョイス
  • 蛍光灯装置
    グロー球で点灯する、トラフタイプのFL10型
    グロー球は、GL-10 仕様に合わせ、 FG-7E を使用

完成物件ご近影

いきなり完成形ですんません。Fitsボックスの底面にはもともと穴が開いているので、その穴を活用しています

蓋はプラダン2枚重ねに反射材を張りました。

反射光を有効利用すべく中空にものを置くため、バーベキュー用金網を置いてあります

安全装置は、ACラインに基本スイッチをかましてあり、上蓋を開けると電源が切れます

手直ししたいところとか

気に入らない点がひとつあります。反射材が薄いんですよね。

工作性優先っ、てことで反射材にはメタル調シートを使ったんですけどいまいちな感じです。UV-Cの漏出を警戒して、利用時は安全ゴーグルをしています。

早々にお役御免になると思ってたから、直さなくていいかと思ってたんですけどね。

コロナはまだまだ続きそうな雰囲気なので、ステン板で張り替えて耐久性をUpしようか思案中。

雑記

Posted by マクさん