人生もドライブも左車線で行く
運転と人生って、似てますよね。一寸先は闇、という点において、特に。
未来は先の見えない闇夜のハイウェイだ。おれたちは未踏の領域に足を踏み入れ、歴史を作っていく
“The future always so clear to me had become like a black highway at night. We were in uncharted territory now, making up history as we went along” (サラ・コナーさん)
ターミネーター2のシーンで、ずーーーっと記憶に残っているところです。
味がありますよね。
身近に危険が迫っても対処できるマージンがないという “未来への恐怖” と、既定路線(テンプレ)ではない ”未来への希望” とを、同時に表現していますよね
まさに、FIRE道に足を踏み入れようという今の気分にうってつけのモノローグです
テンプレ人生からドロップアウトしたら追い越し車線は走らなくていい
おれは競争が嫌いで、自分から仕掛けることはありません。かといってすごく負けている状態が好きなわけでもないです。ので、適当に、負けてない程度の結果になれば満足するということを是としております。
けれども、サラリーマン人生てのは、随所に、巧妙に競争原理が仕組まれているんですよね。
どこまでいっても、競争と他者評価とから逃れることはできない仕組みになっています。
イヤですねぇ。
未来への不安という観点では、テンプレサラリーマンの未来はクリアに見通せるので、不安は少ないと言えます。逆に、未知への期待っていうのは、そんなに無いんじゃないですかね。想定外の驚きとか発見は期待しずらいだろーし。
そんな具合に未来への不安や期待さえも取り除いてやって、今時点での競争に集中できるように仕向けられている、サラリーマンってのはそういう存在と思います。彼らの確執は、昼の高速道路に例えていうなら、追い越し車線を爆走するプロボックスとサクシードの煽りあい、といった風情でしょうかね?(笑)
おれは、次のインターチェンジで降りることにしたので、左レーンをのんびりと走っているところです。
次のステップでは一般道へ降りてしまえばいい
先の見えないFIRE道が、どんな未来につながっていくのかが楽しみなおれです
高速道路では寄り道する楽しみもないし、運転の場合は目的地についたらそれでいいのかもしれませんが、人生高速の追い越し車線を爆走して目的地に一番乗り、なんてのは望むところではないです。
おれは高速道路を降りて、人生も、リアルでの運転も、のんびりと寄り道を楽しみながら、安全運転で行くことに決めたのだ