【爆騰】冬季電気代の衝撃に備えよ

の冬、電気代が高騰するのはわかっていた。でも心のどこかで「どうせ大したことにはならないだろう?」とタカをくくっていた。

恐ろしい未来から目を逸らして「株の自動売買が稼いでくれるから平気だろ?」なんてうそぶいていた。

でもそれは思考停止の強がりだったんだ。

オレはいつでもそう。面倒なことはどんどん先送りして、隠し切れないほど問題が大きくなって右往左往する。この繰り返しだ・・・

高騰は予定通りに進行している

東北電力が規制料金の値上げを申請した。四国電力、沖縄電力も堰を切ったように来春の値上げを申請するという。北陸電力に至っては45%もの値上げを予定しているというではないか。

そういえば、ENEOSでんきはどうなのか?
ちっぽけなプライドがそうさせるのだろう、いかにも「たった今問題に気付いた」風を装い、そそくさとお客様ページにログインする。

どこかに安心材料はないのか。はやる気持ちを抑えマウスをせわしなく動かす。ENEOSでんきの調達力を信じたオレの選択眼に狂いはないはずだ。

見せてくれ。世界的な資源価格高騰をもねじ伏せる圧倒的な企業力というものを・・・!

だが状況は想像以上に深刻だった

燃料費調整額の上限というものが撤廃されている。12月は11.92円/kWhだというその値を電卓で素早く試算しエクセルに叩き込むと、漸く現実が姿を現した

26976円・・・

冬場3か月だけで

3万弱もの値上げになるというのかっ・・・!?

オイルマネーで潤い、贅を尽くしたスポーツイベントに興じる国がある一方で、辺境の国では寒さに震えながら絶え間ない駄文を発し続ける無職が、なけなしの資産を吸い上げられているのだ。

つまり電気代に振り回されるのは「生まれた国ガチャ」に外れた結果であるという見方もできるが、そんなことはどうでもいい

不平不満を言ったところで1円の得にもならないし、そんな暇があったら値上げされる3万円をどうにかするのが粋な無職というものだ

というわけで、ENEOSでんきから東京電力アクアエナジー100に変更した。

このプランは割高な水力発電で賄ったカーボンフリーの電気が売り。いわば無農薬オーガニック野菜みたいな意識高い系プランであるが、高騰した他プランに対して相対的に安価となりつつある。

そのため高騰が続くと見ている低コストハンターに狙い撃ちされているところだ。

短期の対策としては以上になるが、ここで気を緩めるわけにはいかない。長期的にこのプランが維持されるかどうかは不透明である。ダムには公共性という足枷があり一部利用者の利益占有が見逃されるとは考えられない。

そもそも燃料費調整額が上限に張り付いた10月の段階で移行すべきであったのに、気の緩みから一か月出遅れてしまった。

今回の失敗を真摯に受け止め、今後各社から相次いで発表されるであろうプラン改定や燃料費調整額について

緊張感を持って注視し適切に対応していく。